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朝から活動

営業マンのリアル:朝イチ工事、新規案件、定時退社の罪悪感と家族の安心

営業の仕事は多岐にわたる。新規案件の獲得、既存顧客のフォロー、メーカーとの調整、さらには現場対応まで。今日も朝からバタバタだ。

朝一番、新規大型機器の設置工事へ

今日は朝一で客先へ。新規の大型機器の設置工事がある。営業の仕事は「売って終わり」ではない。納品・設置・運用開始まで見届けるのも大事な役割だ。

現場に着くと、技術スタッフが準備を始めている。お客様の担当者も立ち会い、作業の進捗を見守っている。

営業として現場にいる理由は2つある。

1. 万が一のトラブル対応

設置がスムーズにいけば問題ないが、予期せぬトラブルが起こる可能性は常にある。仕様の認識違い、搬入ルートの問題、設置スペースの不足……こうした問題が発生したとき、技術スタッフだけに任せるのではなく、営業が間に入って即座に調整することでスムーズに解決できる。

2. 信頼関係の強化

お客様は「営業が売ったらあとは知らん顔」ではなく、「最後まで責任を持って対応してくれる営業」を求めている。設置完了後に「問題なく動作しましたね」とお客様と笑顔で確認し合うことで、次の案件にもつながる。

工事は無事完了し、問題なく稼働を確認。お客様から「ありがとう、またお願いするよ」と言われたとき、営業としてのやりがいを感じる瞬間だ。

次のミッション:引き合い案件を希望の方向へ導く

会社に戻ると、別の案件の引き合いが来ている。ここで営業の腕が試される。

この案件、こちらとしては「Aメーカー」の製品を売りたいが、お客様はまだ決めかねている。競合のBメーカーも候補に挙がっている。ここで大事なのは、「Aメーカーを売り込む」だけではなく、「お客様が欲しい方向へ自然に誘導する」こと。

どうやって希望の方向へ持っていくか?

✔ お客様のニーズを正確に把握する

 まずはヒアリング。お客様が本当に求めているのは「価格の安さ」か「性能の良さ」か、それとも「アフターサポート」なのか。表面的な希望だけでなく、背景にある本当のニーズを探る。

✔ 比較ではなく、お客様のメリットを強調する

 単純なAメーカー vs. Bメーカーの比較をすると、価格だけで決められてしまうことが多い。そこで、「Aメーカーならこういうメリットがあります」と、お客様にとっての価値を具体的に説明する。

✔ 成功事例を共有する

 「他の会社でもAメーカーを導入して、〇〇の効果が出ました」と実績を伝えると、お客様の安心感につながる。

結果、お客様は「それならAメーカーでいこう」と決定。うまく希望の方向へ持っていけた。営業はただ「売る」のではなく、「お客様にとって最適な選択肢を提案する」ことが大切だと改めて実感する。

定時退社の罪悪感、でも家族の安心も大事

今日は珍しく仕事が順調に進み、定時で帰れる。だが、会社を出るとき少し罪悪感を覚える。「もっと仕事をしたほうがいいんじゃないか」「他の営業はまだ残っているのに」と、つい考えてしまう。

しかし、家にはまだ小さい赤ちゃんと妻がいる。家事・育児の負担を考えれば、早く帰ることで妻の助けになるし、何より赤ちゃんと過ごせる時間は今しかない。

営業の仕事は忙しい。でも「仕事」と「家庭」、どちらも大切にすることが長い目で見ればいい結果につながる。

最近、お客様との雑談で「家庭の時間を大切にしている営業マンは、仕事も誠実で信頼できる」と言われたことを思い出す。仕事を頑張るのは大事だが、家族との時間もまた、営業の信頼につながるのかもしれない。

まとめ:営業の一日を振り返って

1. 朝イチの現場対応

 現場に立ち会うことで、お客様との信頼関係を強化し、トラブルにも即対応できる。

2. 引き合い案件を希望の方向へ導く

 単に売り込むのではなく、お客様の本当のニーズを掘り下げ、最適な提案をすることが大事。

3. 定時退社と家族の時間

 早く帰ることに罪悪感を感じる必要はない。家族との時間を大切にすることも、営業の信頼につながる。

営業の仕事は、売るだけではない。お客様、メーカー、家族——そのすべてをうまく調整しながら、自分なりのバランスを見つけることが大切なのだ。

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